NHK放送研修センター「WiMAX総合研修」にて(2007/11/09)
WiMAXの全国バンドはいよいよ秒読み段階に入ってきているが、アイピーモバイルの自己破産もあって、いよいよ免許の行方はぜんぜん分からなくなった。といいう事で、最近は全国バンドについて考えるのはやめにして、ウチが注目する地域WiMAXに集中する事にしている。
そんな中、11月8日、9日にNHK放送研修センター さんが
WiMAX総合研修 を開催し、ウチのスタッフが講師を務めさせてもらったので、現場の雰囲気を少しだけお伝えしよう。

NHK放送研修センターさんはNHK職員の研修の他、放送事業に携わる人材の育成のために設立された財団法人で、放送技術から正しい日本語の話し方まで色々な研修を行っている。主な受講者は民放、プロダクション、地域のケーブルテレビ局さんだ。今回のWiMAX総合研修を担当されている山本チーフ・ディレクターは通信、特にインターネット系の動向に明るい方で、インターネットサービスも行っている多くのケーブルテレビ局さんに向けたプログラムを開発されている。今回のWiMAXに特化した研修は初の試みとの事だ。
当日伺うと、教室は全国からお集まりの受講者で満席で、地域WiMAXへの高い関心が伺えた。プログラムは無線ブロードバンド全般に始まり、WiMAXの展望、市場動向、技術解説、実証実験の紹介から、利活用、サービスの設計手法まで網羅的なもので、1回で全ての情報を得られる点が好評だったようだ。私は利活用と事業モデルの所を担当したのだけど、なかなか見えづらいWiMAXのアプリケーションについての説明にはかなり苦労した。特に好評だったのは10MHzしかない地域バンドの使い方や留意点にまで踏み込んだ説明をおこなった技術セッションと、免許取得~サービス設計の実践的な解説となった部分だ(と思う)。
地域WiMAXは総務省のデジタル・ディバイド解消戦略会議 でも取り上げられるなど、自治体にとっての重要なツールとなりそうだ。とはいえデジタル・ディバイドはブロードバンドだけの話ではないし、地域格差など社会的な課題も絡んでくる。このような複雑な課題を解決するツールとしてWiMAXをどのように使えばよいのか、本腰を入れて考えるべきときが来たようだ。
(2007/11/12 21:12 干場 久仁雄)
Posted by on Monday, November 12, 2007
